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第2回 毎月分配型ファンドのメリットって?

更新日 2015年6月25日

毎月一定のキャッシュフロー(収入)が期待できること。
貯めた資産を毎月決まった金額で取り崩したい人向き

 毎月分配型ファンドのメリットは、投資信託の資産から毎月一定額を分配金として取り崩すことで、毎月一定のキャッシュフロー(収入)が期待できることにあります。また、投資信託が自動的に毎月払い出すため、自分で投資信託を売却するなどの手間が省けるのもメリットといえます。これまで貯めた資産を毎月決まった金額で取り崩したいという意向であれば、毎月分配型ファンドを活用しても良いでしょう。

 毎月分配型ファンドで特に注意したい点は、分配金が投資で得られた収益とはかぎらないということです。投資信託の分配金は、預貯金の利子・利息とは異なり、投資で得られた収益が含まれることもあれば、自分が投資した元本が含まれることもあります。一般的に、分配金額が高い商品は、長期的に見て投資元本の取り崩しが大きくなる傾向にあることを覚えておきましょう。

 また、毎月一定額の分配金を払い出すものの、それは約束されたものではありません。運用成果によっては分配金の引き下げや払い出されないこともあるので注意が必要です。高い分配金を払い出す商品に投資して、気付いたときには、投資元本が半分になり、分配金も下がってしまったということになれば、生活設計が崩れてしまうことになりかねません。

 毎月分配型ファンドを選ぶ際には、分配金が高ければ高いほど良いというものではなく、自分が必要とする金額を受け取れる商品を選ぶのが良いでしょう。さらに、自分が必要とする金額を考えるときにも注意が必要です。株式や債券の利回りにも限界があります。常識で考えると、毎月の分配金の12カ月間の合計額が、投資額に対して年率3~5%の金額におさまるものが妥当と思われます。