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第5回 ラップ型ファンドに投資する際の注意点を教えてください

更新日 2015年7月16日

資産配分の設計や組み入れファンドは、商品によって大きく異なる。
従来のバランス型ファンドとコスト比較して検討を

 一般的に、ラップ型ファンドは、投資家のリスク許容度に合わせて、「安定型」、「バランス型」、「積極型」といったコースに分かれています。しかし、言葉のイメージは何となくつかめるものの、実際にどれくらいの値動きの大きさを想定しているのかは、目論見書を見てもわからないことが多いです。ラップ型ファンドを選ぶ際には、自分が目標としている運用利回りや許容できる値下がりリスクと、当該商品の運用目標や値動きの大きさが合致しているのかを必ず確認しましょう。

 また、ラップ型ファンドと一言で括られていますが、その特徴は商品によって様々です。たとえば、資産配分の設計は、長期的視点に基づき、あまり大きな変更のないものなのか、あるいは短期的な市場環境の変化に応じて配分を機動的に調整してくれるのかといった点。組み入れファンドの選定については、運用コストを重視して市場平均に連動するインデックスファンドを採用しているのか、あるいは市場平均を上回ることを目的としたアクティブファンドを採用しているのかといった点に着目する必要があります。

 さらに、運用コストにも気を付ける必要があります。たとえば、資産配分が長期的に大きな変更のないものだったり、組み入れファンドもインデックスファンドを採用したりするような商品は、従来のバランス型ファンドと商品の特性に大きな差がないといっても良いでしょう。その場合、従来から設定されているバランス型ファンドのほうが、運用コストが安いということが往々にしてあります。ラップ型ファンドの商品性が、高い運用コストを払う価値のあるものかどうかを見極めることが重要です。