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FA吉井崇裕の投資お悩み相談

第14回 保有しているファンドの基準価額が大きく下がっています。解約すべきか、保有し続けるべきか、迷っています。どう考えたらよいでしょうか?

更新日 2015年9月17日

まずは値下がりした要因をレポートなどで確認。
市場見通しが悪化しそうな場合は解約も検討します。

 基準価額が大きく値下がりしているときは、その要因が市場要因(株式や債券など保有銘柄の価格下落)によるものなのか、分配金によるものなのかをまず確認しましょう。投資信託の基準価額は、投資している株式や債券の価格変動のほか、分配金の払い出しによっても値下がりします。

 値下がりの要因を確認するためには、保有商品のマンスリーレポートを見ると良いでしょう。マンスリーレポートに記載されているトータルリターンを確認し、トータルリターンがマイナスでなければ市場要因ではなく、分配金の払い出しによる値下がりだということになります。この場合、投資元本を取り崩して分配金が払い出されている可能性がありますので、そういった商品は自分の投資目的に合わないということであれば、解約を検討する必要があります。

 一方、トータルリターンが大きくマイナスの場合は、投資している株式や債券の価格が値下がりしたこと(市場要因)が原因です。市場要因による値下がりの場合は、自分のリスク許容度と今後の市場見通しの2つの観点から考えると良いでしょう。まず始めに考えるのがリスク許容度です。自分が想定している範囲の値下がりであれば、原則解約を検討する必要はありません。投資信託は、長期で保有して運用成果を期待する金融商品なので、短期的な値下がりに一喜一憂する必要はありません。

 次に考えるのが今後の市場見通しです。市場見通しを考えるのは、相場のタイミングを見計らって短期的な売買をするためではありません。自分が想定した値下がり幅を超える可能性があるかどうかを検討するためです。今のところは想定の範囲におさまっているものの、今後さらに市場環境が悪化すれば、その範囲を超える可能性があります。自分のリスク許容度を大きく超えるほど市場見通しが悪そうであれば、解約を検討する必要があります。