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FA吉井崇裕の投資お悩み相談

第18回 「分配金利回りが高いファンド=運用が上手なファンド」ですか?

更新日 2015年10月15日

そうとは限りません。分配金利回りが高いファンドとは、「資産の取り崩し率が高いファンド」だからです。

 「分配金利回りが高いファンド=運用が上手なファンド」とは限りません。

 まず、投資信託の分配金は、運用で得られた利益とは限らず、投資元本から払い出されることもあるということを覚えてください。言い換えれば、投資信託の分配金とは、「利益の払い出し」ではなく、利益も含めた「資産の取り崩し」だということです(当然ながら、利益が含まれていないこともあります)。

 このように考えると、「分配金利回りが高いファンド」とは「資産の取り崩し率が高いファンド」と言えます。大事なのは、取り崩した資産のなかにどれくらい利益が含まれているかということです。投資信託がどれくらい利益を出しているかを示すのは「トータルリターン(分配金込基準価額の騰落率)」です。したがって、運用が上手なファンドを選びたいのであれば、トータルリターンが高いファンドを探すとよいでしょう。