TOP >  FA吉井崇裕の投資お悩み相談 > 第30回 基準価額が高いファンドは、値上がり余地は小さいのでしょうか?
FA吉井崇裕の投資お悩み相談

第30回 基準価額が高いファンドは、値上がり余地は小さいのでしょうか?

更新日 2016年1月7日

基準価額が高い・低いは、今後の値上がり・値下がり余地に関係ありません。

(解説)

ファンド購入時の基準価額が高いか低いかということは、今後の値上がり・値下がり余地には関係ありません。

基準価額は、ファンドの通算運用期間の過去実績を反映したものにすぎず、ファンドの運用が開始された時期の違いによる影響を大きく受けます。たとえば、1999年4月に設定された『三菱UFJ 日経225オープン』と、2010年11月に設定された『野村インデックスファンド・日経225』は、全く同じ225銘柄に投資しています。しかし、それぞれの基準価額は前者が12,844円、後者が20,993円と異なります(2015年11月末現在)。

同じ銘柄に投資しているということは、今後の値上がり余地も同じはず、であるにもかかわらず、基準価額が大きく異なるのです。これは見方を変えれば、基準価額では今後の値上がり余地はわからないということを示しているといえます。

今後の値上がり余地があるかどうかは、現在の市場が割安かどうかという視点で見る必要があります。たとえば、株式市場であれば株価収益率(PER)、株価純資産倍率(PBR)、配当利回りといった割安度を表す指標。債券市場であれば利回り水準などです。見方のコツは、それらの指標が過去の水準と比べてどうなのか、どちらの方向に向かっているのか、あるいは現時点において他の市場と比べてどうなのか、といった視点で見るとよいでしょう。こういった指標を新聞や運用会社のレポートで調べるか、販売員に聞いてみましょう。

☆『NISAおススメファンド』は条件に合った投資信託の一覧を調べることができます