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FA吉井崇裕の投資お悩み相談

第33回 為替ヘッジの「コスト」は、なぜファンドの運用成績に関係するのでしょうか?

更新日 2016年1月28日

為替先物取引の損益を通じて、ファンドの日々の基準価額に反映されます。

(解説)

為替ヘッジの「コスト」は、ファンドが為替取引を行うなかで発生するもので、為替先物取引の損益を通じて、日々の基準価額に反映されます。

外貨建て投資の損益は、為替ヘッジをしなければ為替変動に大きく左右されますが、為替ヘッジをすれば基本的には投資対象資産の利子・配当収入や価格変動で決まります。ただし為替ヘッジをすれば、いわゆる「ヘッジコスト」が内外短期金利差相当分かかります。

次の例で具体的な概算損益の内訳を見てみましょう。

  1. *米ドル建ての債券に投資。金利5%(年率)、価格変動はなし
  2. *為替ヘッジコストは米ドルと円の短期金利差3%(年率)
  3. *1年先まで為替ヘッジ(為替先物予約)するには、短期金利差分(3%)円高のレートで1年先のドルを売って、円を受け取る。(このとき短期金利差分3%の為替差損が発生)
  4. *【最終損益概算2%】=【債券の金利5%】 ― 【為替差損3%】