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FA吉井崇裕の投資お悩み相談

第34回 投資信託説明書(交付目論見書)は、特にどんなところをチェックすべきですか?

更新日 2016年2月4日

運用実績は対象期間に注意しましょう。市場環境が良好なときだけの実績では参考になりません。

(解説)

まず、投資信託説明書(交付目論見書)の最初の項目に「ファンドの目的・特色」があります。この項目には、どの資産・どの地域に投資するファンドなのか、どういう運用戦略と運用プロセスなのかといったファンドの運用に係る基本的な重要事項が書かれているのでよく確認しましょう。

次に、「投資リスク」を確認します。この項目には、ファンドの投資対象となる資産がどのような要因によって価格が変動するかが書かれています。

また、「参考情報」としてファンドの過去の運用実績と代表的な資産クラスとの騰落率の比較グラフなどが掲載されているので、当該ファンドがどれくらいの値幅で動くのかを把握するためにも目を通しておきましょう。実績を見る際の注意点としては、いつ、どれくらいの運用期間の実績かを見ましょう(市場環境が良好なときだけの実績では参考になりません)。

最後に、「手続・手数料等」を確認します。特に販売手数料や運用管理費用(信託報酬)が重要です。将来の運用成果はわかりませんが、確実にマイナスになる成果は報酬部分のコストです。

なお、ファンドの内容を理解した上で投資をすることは重要ですが、運用資産全体のプラン策定のほうがより重要といえます。個々のファンドだけでなく、運用資産全体のリスクや期待収益がどの程度か、自分が考える目標や許容範囲と大きくかけ離れていないかをしっかり検討しましょう。このプランがないと、想定外の下落に耐えられず、失敗のまま投資をやめてしまうということになりかねません。「木を見て森を見ず」にならないようにすることが重要です。