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第35回 ファンドのパンフレットに書いてある「スマートベータ」って何ですか?

更新日 2016年2月11日

従来の指数に対して優位性があると考えられる指標のことです。

(解説)

「スマート」は賢い、「ベータ」は市場(指数)への連動性を意味します。

スマートベータは、従来の指数(時価総額を基準とした銘柄構成)ではなく、従来の指数に対して優位性があると考えられる指標を基に銘柄を選別・構成した指数への連動を目指す戦略のことを指します。

従来の指数に対する優位性とは、収益率が高い、価格変動リスクが小さい、価格変動リスクに対して効率的に収益をあげている、など様々な観点があります。これらの投資成果を目指すために、様々な指標で銘柄を選別・構成した指数に連動する運用戦略の総称が「スマートベ-タ」と呼ばれています。

株式に投資するスマートベータのファンドやETF(上場投資信託)の例として、ROE(自己資本利益率)や営業利益に着目した指数(JPX日経インデックス400など)、配当利回りなどに着目した「高配当指数」、価格変動リスクが小さくなるように銘柄を選別・構成した「最小分散(ミニマム・ボラティリティ)指数」、名目GDP(国内総生産)の構成比に着目した「GDPアロケーション指数」など、様々な指数に連動するファンドやETFがあります。

投資を検討する際には、連動する指数がどのような指標に基づいて構成されるものなのか、従来の指数と比べてどのような値動きが期待できるのか、などを目論見書や運用実績でよく確認しましょう。また、スマートベータに連動するファンドは、従来のインデックスファンドと比べて信託報酬が若干高い傾向にありますので、運用コストが妥当な水準かどうか注意するとよいでしょう。