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FA吉井崇裕の投資お悩み相談

第37回 今年4月から社会人です。将来に備えて投資を始めたいのですが、何から手をつければよいですか?

更新日 2016年2月25日

目標の運用利回りを決めて、コツコツと積立投資を続けましょう。

(解説)

一般的に、新社会人でまとまった貯金を持っている方は少ないと思われます。まずは、毎月の給与からコツコツと積み立てていくのはいかがでしょうか。

積立投資にかぎらず、投資を始めるにあたっては目標とする運用利回りを決めることが大切です。運用利回りを決めるには以下3点を考える必要があります。

  1. ① 投資できる金額は毎月いくらか
  2. ② 目標とする金額はいくらか
  3. ③ 運用期間は何年か

この3点を決めることで、運用利回りを計算できるわけですが、これを自分で計算するとなるとなかなか骨が折れます。しかし、投信評価会社モーニングスターのウェブサイトにある「金融電卓」を利用すれば、運用利回りを簡単に求めることができます。

たとえば、毎月の投資金額が2万円、目標金額が500万円、運用期間が10年とすると、これを達成するために必要な運用利回りは年率13%程度になります。重要なのは、この年率13%という利回りが果たして常識的な水準かということです。一般的に、投資信託が長期的に期待できる利回りは年率3~7%程度といわれています。この数字を鑑みると、年率13%という数字は実現するのが難しいと思われます。

上のケースの場合、常識的な運用利回りにするためには、毎月の投資額を増やすか、目標とする金額を下げるか、運用期間を延長する必要があります。仮に、毎月の投資額と目標とする金額を変えずに、運用期間を15年に延長した場合、必要な運用利回りは年率4%程度になります。この数値であれば、投資信託でも無理のない目標といえます。

目標とする運用利回りが決まったら、投資信託の投資対象を選びます。年率5~7%程度を目指すのであれば、株式やREIT(不動産投資信託)を中心に、年率3~4%程度を目指すのであれば債券を中心に投資すればよいでしょう。

株式と債券の投資比率が決まったところで、ようやく銘柄選びです。日本には5000本以上の投資信託がありますが、この中から自らの判断で銘柄を選ぶのは困難です。投資初心者であれば、まずは運用の仕組みがシンプルで運用コストが低いインデックスファンドから始めてみてはいかがでしょうか。

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