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FA吉井崇裕の投資お悩み相談

第38回 子どもの教育資金づくりで「ジュニアNISA」か「学資保険」が迷っています。

更新日 2016年3月3日

 
「資産形成」と「死亡保障」を分けて、それぞれのメリット・デメリットを検討しましょう。

(解説)

ジュニアNISA(未成年者少額投資非課税制度)のメリットは、運用によって得られた収益が非課税になること、運用成果によっては、投資金額を大きく上回る教育資金が準備できることにあると考えられます。

デメリットは、投資信託などの有価証券で運用されるため、運用成果が不調であれば時価が投資金額を割り込むこと、また、学資保険と比較すれば、被保険者(親)に万一のことがあった場合に、死亡保障などが付いていないことなどがあげられます。

一方、学資保険のメリットは、確実にお金が貯められること、被保険者(親)に万一のことがあった場合に死亡保障などが付いていること、支払い保険料が一般生命保険料控除の対象となり、所得控除が受けられることなどが考えられます。

デメリットは、投資信託などと比較して期待される利回りが低く、貯蓄商品としての魅力が薄いこと、中途解約したときは解約返戻金が払込保険料を下回る可能性があること、保険会社が破たんしたときに契約内容が変更される可能性があることなどがあげられます。

ジュニアNISAと学資保険を検討する場合、「資産形成」と「死亡保障」を分けて考えるのがよいと思われます。資産形成が目的であれば、確実ではありませんが長期的には投資信託のほうが高い利回りが期待されますし、その分、学資保険の保険料よりも投資に回す金額が少なくて済みます。一方、死亡保障が目的であれば、死亡保障に特化したシンプルな定期保険などに加入したほうが、学資保険の支払い保険料より安く済むのではないでしょうか。また、すでに万一の場合のお子様の教育資金を別の保険商品で準備しているのであれば、学資保険で死亡保障を準備する必要はないでしょう。

それぞれのメリット、デメリットを理解した上で、どちらかを選択するか、両方を組み合わせてもよいのではないでしょうか。