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最優秀運用会社スペシャルインタビュー ブラックロック・ジャパン(2/3)


ニッポンの凄い投資信託 リッパー・ファンド・アワード・ジャパン2016

投資信託 債券部門 最優秀運用会社賞

いかなる市場環境でも頼りになる債券
高い専門性と豊富な経験に基づく確かな運用力

ブラックロック・ジャパン 債券戦略部長 運用部門 ディレクター
チーフ・インベストメント・ストラテジスト 番場悠氏

投資家にとって魅力的な選択肢を拡充する

――御社では、今回受賞された債券ファンド以外に、どのような個人投資家向けの選択肢を提供していますか。

 個人投資家向けの商品では、投資信託以外にもETF(上場投資信託)があります。2015年には3本の債券ETFを東証に上場しました。外国証券取引口座を開設されているなど、海外の運用商品にも視野を広げられているお客さまに対しては、海外で上場している約100銘柄の商品の中にも、17銘柄の債券ETFも検討していただけるような環境を整えています。ETFを含めますと、個人投資家の方にご検討いただける商品は広がっています。

 投資信託とETFには、それぞれ別のメリットがあります。投資信託は購入する金額を指定できたり、商品に関する情報が豊富だったりといったメリットがある一方、ETFは手数料が比較的安く、いつでも市場で自由に売買できるといった、別の魅力があります。弊社では、お客さまにとって少しでも魅力的な選択肢を拡充できるよう、今後も検討していきたいと思っています。

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――ETFは5、6年前までは日本で上場されているものは多くなかったと思いますが、御社のETFへの取り組みはどのようなものだったのでしょうか。

 弊社が日本のお客さまに提供していた国内上場のETFは、2013年6月時点では日経225に連動するもののみでした。その後、海外で実績のある商品をJDR(信託受益証券。海外の有価証券を裏付けとした、日本国内で販売される金融商品)というスキームを使って国内に持ち込むなど、国内籍のETFを順次拡充してきました。現在では「iシェアーズ」というブランド名で、国内外の株式、債券、REITの市場平均に連動する全16銘柄のETFを東証に上場しています。海外ETFについては、投資するには外国証券取引口座を開く必要があるので、すべてのお客さまにとって手の届く商品であるとは言えませんが、東証のETFは日本株を購入するのと同様の手続きで購入できます。こうした商品をそろえることで、皆さまの選択肢の拡大に貢献できていると感じています。

 ETFにつきましては本当に隔世の感があります。日本はもちろんそうなのですが、海外でも投資家に受け入れられる度合いが、数年前と今とではまったく違うのを感じます。数年前までは、ETFは一時的な流行であってすぐになくなるだろうということで、商品を売る側も真面目に取り合わないところがほとんどだったと思うのですが、その後ETFは爆発的に拡大し、個人も機関投資家も含めた資産運用の重要な一角を担うようなところまできていますので、相当な進歩だと思っています。

チームで質の高い運用を目指す企業風土

――御社にはどのようなスタッフが集まっていますか。

 非常に長く在籍している者もいますし、いろいろなところでキャリアを積んでから入社した人間もいます。一般的に、外資系企業はあらゆる会社でスキルを磨いた人材が集まっているイメージが強いですが、弊社の場合は、新卒で採用して育てていくということを大事にするカルチャーがあります。優れた人材を連れてきて、その個人の力だけでみんなを引っ張るというやり方は推奨していません。あくまでチームというところにこだわっています。外から人材を取ってくるというよりも、社内で誰かリーダーの候補を探すといったことに軸足を置いています。どちらかというと、日系企業的な風土がありますね。