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最優秀運用会社スペシャルインタビュー 日興アセットマネジメント(1/3)


ニッポンの凄い投資信託 リッパー・ファンド・アワード・ジャパン2016

確定拠出年金 株式部門 最優秀運用会社賞

国内株式だけでなく多様な資産の運用力に定評
リスク許容度に応じたバランスファンドも充実

日興アセットマネジメント 機関投資家営業第一部
中央金融法人営業グループマネージャー 守田光宏氏

国内有数の資産運用会社として、個人投資家向けに幅広い投資信託を展開し、ヒット商品も数多く手がけてきた日興アセットマネジメント。確定拠出年金においても、その運用力や組織力が存分に生かされています。同社で確定拠出年金のマーケティングを統括する守田光宏氏に、商品ラインナップの特徴や運用の強みについてうかがいました。(聞き手・文/編集部)

実績ある商品ラインナップをあらためて広く提案

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――リッパー・ファンド・アワードを受賞した感想をお願いします。

 とてもうれしく、光栄に思っています。確定拠出年金(DC)のご加入者向けの商品について、メディアを通じて一般の投資家の方々にお伝えできる機会はなかなかありません。このたび賞をいただいて、このようなかたちで当社の確定拠出年金の商品にご説明できるのはたいへん貴重な機会です。

 日興アセットマネジメントは、近年シンガポールやオーストラリアなどにおいて現地の有力運用会社を傘下に収め、グローバルで高度な運用体制を確立している、アジアを代表するグローバルな資産運用会社です。特にアジアにおいてはシンガポールに約130名のスタッフを擁する大きな拠点を持ち、アジアの株式や債券、REITなどへの投資を行っているほか、複数の資産を組み合わせるグローバル・マルチアセット運用の専門チームを当地に構築しています。また、欧州でも、優れた運用実績を誇る株式運用チームを2014年に獲得してグローバル株式の運用体制を強化するなど、グローバルで運用体制の拡充を図っています。

 このように拡充した運用体制のもとで、非常に良好なパフォーマンスをあげている新しい運用戦略もあり、今後、確定拠出年金のお客様に対して充実したラインナップをご提供するうえで、こういった新しい戦略・商品を導入することも前向きに検討してまいります。

 一方で、当然、マザーマーケットである日本国内の資産の運用にも大きな強みを有しており、日本株運用においては長い歴史と確かなトラックレコードを持っています。良好なパフォーマンスをあげているこうしたファンドについては、これまで以上に積極的にご提案させていただきたいと思っています。このたびのリッパー・ファンド・アワード受賞をよい契機として、これら実績あるファンド群をあらためて広くご紹介してまいりたいと考えています。

運用実績と手数料率の低さに自信

――御社の確定拠出年金の商品ラインナップについて教えてください。

 日興アセットマネジメントではDC加入者様向けに、国内株式・債券、海外株式・債券、バランスの各カテゴリーにて、パッシブ運用とアクティブ運用(※1)のファンドを幅広く、まさにフル・ラインナップでご提供しています。いずれのファンドも相対的に長い運用実績を誇り、非常に多くのDC加入者のみなさまに広くご愛顧いただいています。

 これらのファンドを通じて継続的に優れた投資成果をご提供できるよう努めているのに加え、お客様にご負担いただく手数料の部分では、確定拠出年金向けインデックスファンドにおいて設定していた信託財産留保額を2015年8月にすべて撤廃しました。さらに、一部のファンドで信託報酬(運用管理費用)の引き下げを行っており、特にバランス型のパッシブ型ファンドにつきましては、同じカテゴリーの中で最低水準になっています。

 今回受賞した株式ファンドについてアピールさせていただくと、当社の確定拠出年金向けの国内株式・パッシブ型ファンドのひとつに『年金インデックスファンド日本株式(TOPIX連動型)』というファンドがあります。こちらの信託報酬率は税抜きで年率0.169%であり、同カテゴリー内でほぼ最低水準です。さらにこのファンドは保有株式をレンディング(※2)できる設計となっており、有価証券の貸付を行った場合にその品貸料の一部がファンドの収益になる仕組みです。確定拠出年金向けの日本株パッシブファンドで、株式のレンディングを行えるものは限られていますので、DC加入者にとって大きな魅力になると思います。

 アクティブ型ファンドも、運用スタイル別などで、多様な商品ラインナップをご用意しています。中でも、企業の成長性に着目して投資する『年金積立Jグロース』は広くご採用いただいており、純資産額も順調に伸びています。堅調な運用実績だけでなく、信託報酬が税抜きで0.82%とアクティブファンドとしてはきわめて低い点もこのファンドの大きな特徴です。このコストの低さと、優れた運用実績が相まって、コストパフォーマンスが高いということで多方面からご評価をいただいています。

 さらに、現時点で当社のみが確定拠出年金向けにご提供しているカテゴリーの商品として、「インデックスファンド海外株式ヘッジあり(DC専用)」および「インデックスファンド海外債券ヘッジあり(DC専用)」というファンドがあります。両ファンドともに、原則として100%為替ヘッジを行っており、為替リスクのない国内株式および債券ファンドの補完的な商品としてご採用いただくケースも増えています。

※1 パッシブ運用とアクティブ運用……パッシブ運用は株価指数などの市場平均への連動を目指す運用で、アクティブ運用はファンドマネージャーの銘柄選択などにより、市場平均を上回る成果を目指す運用。投資対象が同じであれば、一般に運用管理費用(信託報酬)などのコストはアクティブ運用の方が高い。

※2 レンディング……機関投資家の間で株式を貸し借りする取引。借り手は貸し手に手数料を支払う。運用会社などが株式の空売りをする際に、取引に必要な株式を調達する目的でレンディングが行われる。