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資産運用Q&A~入門編~(2/4)


今さら聞けない投資のギモンを解決!資産運用Q&A~入門編~
今さら聞けない投資のギモンを解決!資産運用Q&A~入門編~
Q
  • 投資といっても、株とか投資信託とかいろいろあって、どれを選んでいいか判断が難しい。
    運用する金融商品を選ぶポイントは?
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  • まずは投資信託で運用することをおすすめします。
    投資信託は、投資する対象によって値動きの性質が異なるので、どのような中身かを理解したうえで、運用目的に合った商品を選ぶようにしましょう。

投資信託なら1本で複数の銘柄に投資でき、1万円あれば投資できる

投資というと株式をイメージする方が多いと思いますが、株式投資は投資初心者にはなかなか難しいと思います。株式はうまくいけば大きな利益を得られますが、投資先の会社が不祥事などを起こして株価が暴落し、買ったときの株価に戻らないといったこともあり得ます。しかも、株式に投資するには最低でも数万円、高いものだと100万円以上必要です。値動きの大きな個別銘柄にいきなり大金を投じるのは不安です。

国内株式に投資する投資信託であれば、1本の商品で少なくとも十数銘柄、最大で1000以上の銘柄に一度に投資するのと同じ効果が得られます。たとえその中の1社が倒産しても損失は少しですみます。値動きも、個別の株式に投資するより小さくなる傾向があります。1万円あれば投資できる手軽さも魅力です。

投資信託は、商品によって投資対象がさまざまです。何を買うか決める際には、直近の分配金やトータルリターン(値上がり益と分配金を合わせた損益)だけでなく、「どのくらいの値動きをするのか」を確認することが大切です。商品によっては短期的に大きな価格のぶれが発生するものもあるので、退職金の運用など一時的であれ大きく減らしたら困るような場合は、比較的値動きの小さい投資信託で運用するなど、目的に合った商品を選ぶようにしましょう。

投資信託ごとにこんなにも値動きが異なる

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※2013年8月27日~2016年8月26日の分配金再投資基準価額の推移。2013年8月27日時点の基準価額を10000として指数化

上図は、実際の投資信託の値動き(分配金再投資基準価額)を比較したものです。直近3年では「国内株式型」「国際株式型」「国際REIT型」の値動きが大きいことがわかります。「国際債券型」は比較的穏やかな値動きで、さらに値動きが小さいのが、株や債券、REITに幅広く投資する「バランス型」のファンド。短期的な値動きは激しいものの大きな利益を狙える株式型とREIT型、狙える収益は大きくなくても値動きは小さい債券型やバランス型という、商品ごとの個性がよくわかります。それぞれの商品の過去の値動きは、投資情報サイトや投資信託会社のホームページで確認できます。

ランキングを気にせず、自分に合ったものを選ぶ

売れ筋ランキングのような外部の評価は、あまり気にしない方がいいと思います。レストランや家電などと違って、投資信託は売れている商品が必ずしも運用に適しているとはいえません。そもそも「目標とする利回りは年何%か?」「どの程度の値下がりまで耐えられるか?」「分配金は必要なのか、不要なのか?」といった個々の条件によって、それに適合する投資信託も異なります。いくら立地が良くて部屋がきれいでも、独身の会社員が4LDKのマンションを借りるのは現実的ではありません。住居も投資信託も、人気ランキングに頼るのではなく、自分に合った商品を自分の判断で選ぶことが大切です。

Q
  • NISAはどのように活用すればいいの?
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  • 投資の利益が非課税になるので、使わない手はありません。
    損失が出にくい、堅実な投資信託で運用しましょう。

一般口座や特定口座では利益に20%強の課税、NISAは非課税

NISA(少額投資非課税制度)は、年間120万円までの投資について、その収益が5年間にわたって非課税となる制度です。

NISAではない一般口座や特定口座では、投資で得た売却益や分配金収入に対して、20.315%の税金が課せられます。たとえ投資で1万円の利益が出ても、実際に受け取れるのは8000円足らず。これがNISAなら、1万円すべてを受け取れます。こんなに有利な制度を使わない手はありません。

ただし、NISAには唯一の弱点があります。投資対象が値下がりして損失が確定した場合に、その損失が損益通算の対象にならないことです(詳細は「初めてのNISAガイド」を参照)。つまり、NISAで運用する商品は、5年後に損失が生じないような堅実な投資信託を選ぶ必要があります。過去の値動きや投資対象の中身を見て、値下がりしにくそうな商品を選ぶといいでしょう。