TOP >  特集記事 >  資産運用Q&A~入門編~ >  資産運用Q&A~入門編~(3/4)

資産運用Q&A~入門編~(3/4)


今さら聞けない投資のギモンを解決!資産運用Q&A~入門編~
今さら聞けない投資のギモンを解決!資産運用Q&A~入門編~
Q
  • 投資に成功する人、失敗する人ってどんな人?
    どうすれば「成功する人」になれるの?
a
  • 投資で失敗しやすいのは、目的が明確でない人です。
    何のために投資をするのか、いつまでにどれくらい増やしたいかを考えたうえで投資を始めることが、成功する条件です。

目標利回りを決めて、投資信託を組み合わせる

投資をする場合は、目的を定めることが大切です。具体的には「投資期間」と「目標利回り」を設定すること。その前提として、今どのくらいのお金があり、そのうちのいくらを投資に回せるか、あるいは、定期的な収入がどのくらいあるか、毎月どのくらい投資に回せるかを確認する必要があります。よくある失敗は、リスクの高い商品を一度にまとめて買ってしまうというものです。

例えば、退職金で値動きの大きい商品を大量に買い、価格が下落してしばらく戻らなかったとしたら、リタイア後の生活費が不足するかもしれません。

退職金の運用は、大きく減らさないことが前提となります。値動きが比較的少ない債券型の投資信託を中心に据えて、目標利回りを年2~3%程度に抑えた運用が望ましいといえます。

20代や30代の人なら、20年先を見据えた投資ができますから、目標利回りを5%以上に設定してもいいと思います。期待される運用利回りが高い商品ほど値動きが大きく、短期的に値下がりする可能性も高いのですが、長期で積み立て投資を行うのであれば、短期の値下がりはむしろメリットになります。価格が安いときは同じ金額で多くの口数を買えるので、値上がりしたときの収益がより大きくなるからです。

目標利回りを実現するための投資信託の組み合わせを考えるときは、証券会社のホームページなどで提供されているシミュレーションツールを参考にするといいでしょう。

すぐに結果を求めず、目先の損益に踊らされない

 株式投資の経験がある人も多いでしょう。株式の個別銘柄の値動きは比較的大きく、銘柄によっては短期間で価格が2倍以上になったり、半分以下になったりします。

資産運用をこのようなイメージでとらえるべきではありません。特に退職金運用のような「大きく減らさず、増やしながら使う」という運用においては、すぐに結果を求めないことが大切です。投資信託は株式のような激しい値動きをしないので、退屈だと感じるかもしれませんが、投資とはそういうものだと割り切った方がいいと思います。

投資で失敗する人の条件としてもうひとつ、「短期で売り買いをしてしまう」というものがあります。少し値上がりをしただけですぐに利益確定売りをしてしまう。あるいは、少し下がっただけで怖くなって売却してしまう。このようなスタイルで運用していては、大きく増やすことはできません。大切なのは目先の損益ではなく、目標として定めた運用期間における利益です。例えばNISA口座で運用する場合、問われるのは5年後にどれだけ増やせるか。少し下がったからといってすぐに手放さず、値上がりを待てばいいのです。

投資に成功するために必要なのは、投資の目的を明確にして、目先の値動きにとらわれないことです。

Q
  • 投資信託の「売り時」はいつ?
    積み立て投資はいつまで続ければいいの?
a
  • 運用目的が達成されたら、売って現金化することを考えましょう。
    まとまったお金が必要になった場合は、必要な金額だけ売るようにします。

退職金運用では値動きが大きい商品から売っていく

投資信託は、売らなければ利益は確定しません。問題は、どういう条件のもとで売ればいいかということです。
 基本的には、「運用目的が達成されたとき」が売却のタイミングとなります。例えば、老後資金づくりを目的に買った投資信託は、リタイア後に少しずつ売却していきます。

積み立て投資の場合は、長く続けることが大切なので、本当にお金が必要になったときに売却します。その場合はまとめて一度に売る必要はなく、必要な金額分だけ売るようにしましょう。

リタイア後に退職金を運用している人は、時が経つにつれて「減りにくい運用」に切り替えていく必要があります。投資信託を売る場合は、株式型やREIT型のように比較的値動きの大きいものから売っていくといいでしょう。

目標を設定して、それが達成されたら売却する方法もあります。例えば、10年で20%のリターンを設定していて、それ以前に20%の利益が出ていたら、その時点で売却するというやり方です。ただし、その投資信託の運用が順調で今後もそれまで通りの運用成果が期待できるときや、売却した資金の使い道が特にない場合は、保有し続けるというのもひとつの考え方です。