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資産運用Q&A~入門編~(4/4)


今さら聞けない投資のギモンを解決!資産運用Q&A~入門編~
今さら聞けない投資のギモンを解決!資産運用Q&A~入門編~
Q
  • 投資信託を買ったあとにチェックすべき項目は何でしょうか?
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  • 基準価額の動きを毎日追いかける必要はありません。
    アクティブ型の投資信託であれば、時々「ベンチマーク」と比較して実力を測ります。

運用がうまいかどうか、指標と比べて判断

投資信託の基準価額は、通常は1日で何十%も動くようなものではありません。何日か目を離したところで、急激に値下がりするようなことはほぼありません。時々値動きをチェックする程度でいいと思います。

その際に注目したいのは、ベンチマークと呼ばれる指標です。多くの投資信託には「ベンチマーク」か「参考指数」が設定されています。例えば、国内株式を対象とする投資信託では、TOPIX(東証株価指数)をベンチマークや参考指数にしていることが多くなっています。

この指標を上回ることを目標とするアクティブ型の投資信託で運用する場合は、運用実績が本当に指標を上回っているかどうか、定期的にチェックするといいでしょう。投信会社のホームページで公開されている月次レポートには、ベンチマークや参考指数と投資信託の値動きを比較するグラフが載っています。もし、長期にわたってベンチマークや参考指数に負けているようなら、あまり運用がうまくないと判断できます。売却して別の商品に乗り換えることを考えた方がいいかもしれません。

また、純資産残高も時々確認しましょう。残高が減ってきているものは、安定した運用を続けることが難しいからです。

Q
  • 資産運用について詳しく知りたい。どうやって勉強すればいいの?
a
  • 情報収集は新聞やニュース、投信会社など信用できる情報源から。
    いちばん効果的なのは、少額でいいので投資信託を買って、運用してみることです。

ニュースが市場に与える影響を投信会社のレポートで確認

株式の個別銘柄を買うのであれば、会社のこと、業種のこと、日本経済や世界経済のことなど、あらゆる情報をチェックする必要があります。投資の初心者や、普段は会社などで働いている人が、こうした情報を絶えず追いかけるのは難しいでしょう。投資信託であれば、インデックス型なら市場平均に連動するし、アクティブ型なら投資する株式などを運用担当者が選んでくれるので、細かな情報をチェックしなくてもすみます。

とはいえ、世界経済の動向くらいはある程度知っておきたいものです。まずは新聞やテレビ、インターネットのニュースで経済に関する情報に触れるところから始めればいいと思います。その中で、例えば「日経平均株価が暴落」といった大きなニュースがあったら、それが投資信託の運用にどのような影響を与えるのか、今後の市場の見通しはどうなのかといった情報を、投信会社が発信する臨時レポートで確認すると、より経済や投資に対する理解が深まると思います。

投資や資産運用全般のことを知るには、証券会社や投信会社のホームページのほか、投資信託協会や日本証券業協会のホームページが参考になると思います。ニュースやマーケット情報については、信用できる情報源で調べるようにしましょう。

投資信託を買えば、自然と経済に興味を持つようになる

実際に投資信託を買ってみると、どうしても値動きが気になります。最初の頃は、基準価額がどう動いたか毎日チェックするでしょうし、投資対象に関連するニュースにも気を配るようになります。特に、株価指数に連動するインデックスファンドを買うと、日経平均株価や米国のNYダウといった指数の動向がそのまま投資信託の値動きに連動するので、株価指数を見る習慣がつきます。

一時的に元本割れをすることもあると思います。最初は不安になるかもしれませんが、価格が上がったり下がったりを繰り返すうちに、「投資信託ってこういうものなのか」と理解し、値動きにも慣れてくると思います。投資金額が1万円なら、もし10%下がっても損失は1000円です。その損失も、多くの場合は長く運用していればいつかはゼロになり、プラスになる可能性が高まります。そうした経験を経ることで、「値動きのある金融商品」の運用に慣れ、一時的な値下がりを受け入れられるようになります。「習うより慣れろ」の精神で、まずは無理のない範囲で投資を始めてみましょう。

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  • 〈記事監修〉

    馬養 雅子(まがいまさこ)ファイナンシャルプランナー
    オフィス・カノン代表。2000年10月にCFP(サーティファイド・ファイナンシャル・プランナー)の資格を取得。「個人のお金のアドバイザー」として金融商品や資産運用などに関する書籍や新聞・雑誌記事の執筆、金融関連企画へのアドバイス、講演などを行っている。