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自分に合った商品を見つける3つのキーワード


自分に合った商品を見つける3つのキーワード
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  • 「ラップ型ファンド」とは?
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  • 主なラップ型ファンド (安定運用タイプ)
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  • 主なラップ型ファンド (安定運用タイプ)

1資産配分

「安定資産」と「リスク資産」のそれぞれの比率は?

ここでは、国内外の債券や絶対収益追求型のヘッジファンドなどを「安定資産」、株式やREIT(不動産投資信託)、コモディティ(商品先物)などを「リスク資産」と区分けして考えたい。

ラップ型ファンドの安定運用タイプの資産配分は、「安定資産=7〜8割、リスク資産=2〜3割」が多いようだ。三井住友トラスト・アセットマネジメントの『コア投資戦略ファンド(安定型)』は安定資産7割、リスク資産3割となっている。

「日興アセットマネジメントの『スマート・ラップ・ジャパン(1年決算型)』や三菱UFJ国際投信の『三菱UFJバランス・イノベーション(株式抑制型)』は、株価下落局面ではリスク資産の組入比率を下げて無リスク資産の現金の組入比率を上げるなど、かなり機動的に資産配分比率を変更する傾向があります」(吉井さん)

2為替リスク

為替の影響を受ける? 受けない? は運用実績を左右する

様々な資産に分散投資していてもすべての資産が為替リスクを負っていれば、相場が円高に振れたときにすべての資産が為替差損で値下がりする可能性がある。半面、相場が円安に振れたときは、すべての資産で為替差益が発生して基準価額の押上げ効果が期待できる。

「大和証券投資信託委託の『ラップ・コンシェルジュ(安定タイプ)』は資産の7割が円資産なので、為替リスクを3割取っている計算です。三菱UFJ国際投信の『スマート・クオリティ・オープン(安定型)』は資産の2割強で為替リスクを取っていますが、SBIアセットマネジメントの『SBIグローバル・ラップファンド(安定型)』は5割強と、同じ安定運用タイプでも為替の影響度合いは異なります」(吉井さん)

3コスト

収益性が低い「安定運用タイプ」だからこそこだわりたい

投資家が保有期間中に継続的に負担する運用管理費用(信託報酬)が「年1%」の場合、1年間で2%の収益を上げても1%は運用コストとして差し引かれるため、投資家の手元に残る収益は1%となる。特にラップ型ファンドの安定運用タイプは収益性が低いため、運用管理費用は要チェックだ。

「銘柄選択が不要なインデックスファンドで運用する三井住友アセットマネジメントの『アセットアロケーション・ファンド(安定型)』の運用管理費用は1・08%。ファンドマネージャーが銘柄選択するアクティブファンドを組み合わせる新光投信の『みずほラップファンド(堅実型コース)』は2・05%となっています。インデックスファンドや同じく銘柄選択が不要なETF(上場投資信託)で運用しているにもかかわらず運用管理費用が1%台後半のラップ型ファンドはコストが高めといえるでしょう」(吉井さん)

まとめ値動きのイメージがつかみやすい商品を

一般的なラップ型ファンドは、リスクの大きさ別に「安定型」「成長型」といったコースを用意しているが、実際の運用ではどれくらいの値動きの大きさを想定しているのかはコース名だけではわかりにくい。

「例えば、三井住友アセットマネジメントの『アセットアロケーション・ファンド(安定型)』は、投資信託説明書(交付目論見書)に基本の目標リスク水準は5%と明記しています。投資家にしてみれば、『このファンドは上下5%程度の値動きを目指して運用しているんだ』とわかりやすいですね。資料を読んで、値動きのイメージがつかみやすいものから検討してはいかがでしょうか」(吉井さん)