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第87回 分配金の“落とし穴”――分配金利回りの算出方法

更新日 2016年8月17日

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第86回では、「分配金」が預貯金における利子とは違うことに触れました。今回は、それを踏まえ「分配金利回り」について説明していきます。

分配金利回りとは、1年の運用のなかで、基準価格の何パーセントを分配金として出しているかを表した数値であり、「直近1年間の分配金の合計÷直近の月末の基準価格×100」という式で求められます。

例えば、1年間まったく基準価格と分配金に変化がないと仮定した場合、基準価格が10000円で、分配金100円を1年間出し続けたら「100円×12カ月(1200円)÷10000円×100」で12パーセントの分配金利回りになります。

第86回で取り上げた、分配金がファンドの純資産から切り崩して支払われるものである点を踏まえると、分配金利回りが高いファンドは、「分配金を出しすぎている」「基準価格が低下している」とも考えられます。もちろん、ファンドの運用が好調で多く分配金を出しているケースもありますが、必ずしも「運用成績が好調=分配金高い」ではない点には注意が必要でしょう。(y)