TOP >  こちら『NISA de 投資信託』編集部 >  第102回 あえて「注目されていない資産」に注目する

第102回 あえて「注目されていない資産」に注目する

更新日 2016年10月9日

アイコン

売れ筋の投資信託がなぜ売れるかといえば、利益が出ているからです。上り調子の投資信託に乗っかるというのは、合理的な投資戦略です。

しかし、同じ資産クラスがずっと上がり続けることはありません。どこかで必ず、価格が下落に転じるときが来ます。トラックレコード(運用履歴)が長い投資信託の過去の値動きを見てみるとわかりますが、ずっと右肩上がりを続けている商品はほとんどありません。

うまく上り調子に乗れれば良いのですが、「買ったときがピーク」ということも往々にしてあります。経済の先行きを正確に予測するのはプロでも難しいもの。人気が殺到している投資信託を買うのには、こうしたリスクがつきまといます。

このような事態を避けるためには、逆の発想で「注目されなくなった資産」に注目してみるのもひとつの手です。例えば、新興国株式に投資する投資信託で、ひと昔前には年平均何十%もの利益が出ていたのに、近年は不況や政情不安などの要因で価格が落ち込み、純資産総額もピーク時から大きく減ってしまった。そのような投資信託を、あえて買ってみるのです。

右肩上がりを続ける投資信託がほとんどないのと同じで、右肩下がりを続ける投資信託もほとんどありません。きちんとした運用がなされていれば、下がったものはいつか上昇に転じます。それがいつになるかはわかりませんが、いつかまた大きく上昇することを夢見て、気長に待つのも良いのではないでしょうか。