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第109回 新興国株式の値動きの激しさ

更新日 2016年11月2日

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2016年10月末時点のファンド・ランキングの「トータルリターン(1年)」では、上位10本のうち8本をブラジル株式に投資する投資信託が占めています。9月末時点のランキングを見ると、「ブラジル公社債」や「ブラジルレアルコース」はあっても、ブラジル株式は1本もありません。この1カ月で、ブラジル株式ファンドが大きく躍進したのです。ブラジルの代表的な株価指数であるボベスパ指数を見てみると、2016年9月30日の終値は58367ポイントで、10月31日は64925ポイント。1カ月で11%も上昇しました。

一般的に、ブラジルなどの新興国の株式は先進国より値動きが激しく、株価指数が短期間に乱高下する頻度は先進国株式より多い傾向があります。10月のブラジル株式がまさにそんな状況でした。一方で、11月1日のボベスパ指数は10月の急上昇の反動からか、大きく下落しました。一時は65000ポイントを超えていたところ、終値は63326ポイントと、前日比で2.5%近く下落しました。

もっとも、新興国株式が短期的に激しい値動きを繰り返したとしても、何年か経った時点で値上がりしていれば良いわけで、経済発展が著しい新興国であれば長期的な値上がりが十分に期待できます。すぐに使う予定のないお金で運用するのであれば、短期的な値動きに惑わされず、新興国株式ファンドを気長に保有し続けるのもいいと思います。