TOP >  こちら『NISA de 投資信託』編集部 >  第113回 迷ったら分散投資、もしくはバランス型を活用する

第113回 迷ったら分散投資、もしくはバランス型を活用する

更新日 2016年11月30日

アイコン

投資信託という金融商品は、短期的に売買を重ねて利益を得るような運用には向いていません。数カ月、数年といった長い時間をかけてじっくり増やしていくためのものです。

それでも、世界経済に大きな動きがあったときには、商品を一部売却したり、株式と債券の割合を見直すといった運用方針の変更をした方がいい場合があります。その際にも目先の値動きを見てあわてて動くのではなく、世界経済全体の流れを見極めたうえで落ち着いて対応することが大切です。

とはいえ、「世界経済の流れに合わせた運用方針の変更」を的確に行うのは簡単ではありません。投資経験の長い方なら、過去の経験を参考にして適切な行動を取れるかもしれませんが、投資初心者にとっては判断材料が少ないのでたいへんです。そんなときに、負けにくい運用を実現する有効な方法が「分散投資」です。例えば、「国内と海外を半分ずつ」「株式を3割、債券を7割」といった形で幅広い資産クラスに投資すれば、株価が大きく下がったときは債券の値上がりでカバーできたりと、全体の値動きを小さくする効果が期待できます。複数の投資信託を選ぶのはたいへんなので、1本で分散投資が実現できる「バランス型ファンド」に投資するという手もあります。

株価が上昇しているときは「株式100%」という資産配分が最強ですが、ひとたび狙いが外れたら最弱の戦略になってしまいます。市場が大きく動くときこそ、「最強」ではないけれど「最弱」にはなり得ない分散投資の威力が発揮されるのです。