TOP >  こちら『NISA de 投資信託』編集部 >  第121回 投資信託は「大局観」で売買する

第121回 投資信託は「大局観」で売買する

更新日 2017年1月25日

アイコン

トランプ大統領が就任した影響で、日経平均株価は2万円を超えるのではないかとか、逆に大暴落するのではないかとか、巷ではいろいろなことが言われています。実際に、大統領選挙のあとは日経平均株価や為替相場の動きが激しくなっているように見えます。

ある日の朝、株価が上昇を始めました。この上昇気流に乗り遅れてはならぬと、国内株式型の投資信託を注文しました。株価は午後もさらに上昇し、この日の基準価額は前日より大幅に上昇しました。もし午前中の株価に準じた基準価額で投資信託を買えたのなら、午後の上昇分が利益になっていたのに……。こうなるなら、むしろ買わない方がよかった。そんな思いをした経験がある方もいらっしゃるかもしれません。

投資信託は、株式とは異なりリアルタイムでの取引はできません。目先の株価が上がるか下がるかを予測して売買しても、その時点では売買が成立する基準価額はわからないので、期待通りの成果が得られない可能性があります。基準価額が決まるのは、国内の資産に投資する投資信託ならその日の夜になってから。海外の資産だと、翌営業日の夜以降となります。

投資信託という金融商品が短期売買に向かないのは、このような性質のためです。一方で、投資信託には「1万円、あるいはそれ以下のお金で投資できる」「簡単に積み立て投資ができる」というメリットがあります。このメリットを生かすために、半年後、あるいは1年後、3年後はどうなるかという「大局観」に基づいて売買の時期を判断したいものです。