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第128回 「中小型株」は狙い目なのか?

更新日 2017年3月15日

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国内株式型の投資信託にもいろいろあります。大きくは、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)、JPX日経400指数といった市場平均への連動を目指すインデックス型と、投資信託会社が銘柄を選択して運用し、市場平均を上回る運用成果を目指すアクティブ型の2種類に大別できます。同じアクティブ型でも運用方針は商品ごとに異なります。多くのアクティブ型ファンドは、日経平均株価に採用されるような大企業から、あまり知られていないような中小企業や新興企業など幅広い銘柄を対象としていますが、中には特定の業種や地域に絞ったものや、いわゆる中小型株のみを対象とするものなどがあります。

「大型株」「中小型株」の定義はいろいろありますが、例えば東京証券取引所では、時価総額が大きい上位100銘柄を「大型株」とし、それ以下を「中小型株」と位置付けています。ここ数年の国内株式市場の好調さを受けて、中小型株に特化した投資信託が注目を集めるようになり、商品の設定も増えています。3月13日には「JPX日経中小型株指数」という指数の公表も始まりました。近いうちに中小型株のインデックスファンドも登場することでしょう。

中小型株と大型株の違いとして、大型株の方が値動きが相対的に安定している点が挙げられます。東証の上位100銘柄は日本を代表する大企業であり、経営基盤が安定している企業が多いことと、発行済み株式の絶対数が多いことがその根拠です。中小型株は、大型株と比較すれば値動きの幅は大きくなりがちです。

もちろん、値動きが激しいことは決して悪いことではありません。景気回復局面などの株価が上昇しやすい状況では、中小型株の方が大きく値上がりする可能性が高いため、うまく流れに乗れれば大きな利益を手にできます。ただ、株式市場全体がすでに高い水準に達しているときには買いづらいのは確か。市場が落ち込むまで待ってから買うか、「株価が下落した日に買い足していく」という変則的な積み立て投資を行って、気長に成長を待つのがいいかもしれません。