TOP >  編集長のNISAdeのほほん投資日記 > 第12回 日本株アクティブファンドの個性
編集長のNISAdeのほほん投資日記

第12回 日本株アクティブファンドの個性

2016年8月26日

7月の終わりに買った投資信託10本のうち、3本が国内株式型です。そのうち2本がいわゆるアクティブファンド、つまり投資する株式を運用会社が選ぶタイプのもので、もう1本が市場平均への連動を目指すインデックスファンドです。
同じ日本株を対象とした投資信託でも、実際に投資している株式の違いによって、基準価額の値動きには違いが出てきます。今回購入した3本も、さっそく価格にばらつきが出ています。

国内株式型投資信託3本の基準価額の推移
(2016年8月1日~25日。8月1日時点の基準価額を10000として指数化)

12figure

8月1日からの1カ月弱で、最も成績が良かったのは『スパークス・新・国際優良日本株ファンド』(愛称:厳選投資)。1%ほどのプラスです。元本をわずかに下回ったのが、日経平均株価に連動するインデックスファンドの『たわらノーロード 日経225』で、そこから大きく遅れを取っているのが『ひふみプラス』という状況です。

アクティブファンド2本でこのような違いが生じたのは、それぞれの運用方針と、実際に投資している株式の中身が大きく異なるからです。
詳しく見てみましょう。データは各商品の月次報告書に記載されている、2016年7月末時点のものです。

●スパークス・新・国際優良日本株ファンド
純資産総額……810.5億円
銘柄数……17
組み入れ上位5銘柄……日本電産、キーエンス、ソフトバンクグループ、テルモ、ユニ・チャーム

●ひふみプラス
純資産総額……879.1億円
銘柄数……122
組み入れ上位5銘柄……あいホールディングス、ソニー、ダイフク、堀場製作所、SCREENホールディングス

『スパークス・新・国際優良日本株ファンド』の運用方針は、愛称の「厳選投資」が示すとおり、20銘柄程度の株式を厳選して投資するというもの。2016年7月末現在では17銘柄に投資していて、組み入れ上位銘柄は有名なグローバル企業ばかりです。
一方の『ひふみプラス』は、長期的な成長が期待できる企業を厳選するという点では共通していますが、こちらは122銘柄(2016年7月末現在)と、かなり幅広い企業に投資しています。組み入れ上位銘柄ベスト5の顔ぶれも、誰もが知る超有名企業から、それほどなじみがない企業までさまざまです。
この違いが、8月の運用実績の差となって表れました。直近1カ月に限っては、『スパークス・新・国際優良日本株ファンド』に組み入れられた銘柄の調子が相対的に良かったということです。

ここで間違えてはいけないのは、この1カ月弱の動向のみを見て、どちらの投資信託の運用が優れているかという判断はできませんし、すべきではないということです。
NISA口座で運用する目的は、あくまで「5年後に利益を得ること」です。評価を下すのは1カ月では短すぎます。半年くらい経って、それでも日経平均株価やTOPIXを大きく下回っていたり、同系統のアクティブファンドより成績が劣っていたりする場合は見直しを検討すべきでしょうが、今はその時期ではないと考えています。