TOP >  編集長のNISAdeのほほん投資日記 > 第41回 米国は利上げ、なのに円高ドル安
編集長のNISAdeのほほん投資日記

第41回 米国は利上げ、なのに円高ドル安

2017年3月17日

3月15日、FRB(米連邦準備理事会)は政策金利の利上げを決定しました。トランプ政権が発足して初めての利上げです。

米ドルの金利が上がれば、通常はドル高になり、株価は下がるというのがセオリーです。ところが、実際のドル/円の動きはそれとは逆で、円高ドル安が進みました。利上げ前は115円台だったドル/円は、現在も113円台前半です。金やプラチナといった貴金属の価格も、ドル高になれば相対的に下がりそうなものですが、逆に値上がりしました。原油も、下落していた価格が利上げと時を同じくして下げ止まりました。

要因についてはいろいろ言われていますが、前提として、市場がすでに利上げを織り込んでいたのは間違いないでしょう。そこに加えて、欧州で今後行われる国政選挙、北朝鮮の情勢といった先行き不透明なイベントが目白押しな中で、FRBがきわめて想定内のことしか打ち出さなかったことへの失望みたいなものがあったのかもしれません。値上がりを見込んで米ドルを買っていた投資家が、目論見が外れたからと次々と手放してしまい、その連鎖が急激なドル安となって表れたというシナリオも考えられます。

ともあれ、市場はいつも教科書どおりに動くとは限らないという現実が、今回の米国の利上げであらためて示されました。じゃあ何を信じればいいんだということですが、やはり目先の値動きを追いかけすぎず、3年後、5年後を見据えた運用を考えることが大切ですよね、というありきたりな結論に行き着くしかないのでしょう。

10本の投資信託の運用成績は、この1週間でわずかなマイナスとなりました。資源価格は、米国の利上げを受けて16日は上昇したのですが、そこまでの数日間は下がりっぱなしだったので、『パインブリッジ・コモディティファンド』の下落幅が大きくなりました。

投資信託名 運用開始日
(約定日)
損益(円)
(※1)
前週比
(円)
スパークス・新・国際優良日本株ファンド 2016/7/29 +1637 +149
ひふみプラス 2016/8/1 +1891 +63
たわらノーロード 日経225 2016/7/29 +1904 +165
イーストスプリング・インドネシア株式オープン 2017/1/30 -46 -97
ベトナム株式ファンド(※2) 2017/2/3 -342 -42
BAMワールド・ボンド&カレンシー・ファンド(1年決算型)(※3) 2016/8/1 -792 -46
eMAXIS 先進国債券インデックス(為替ヘッジあり) 2016/8/1 -543 +12
SMT 米ドル建新興国債券インデックス・オープン(為替ヘッジあり) 2016/8/1 -524 +9
ラサール・グローバルREITファンド(1年決算型) 2016/8/1 -64 -88
パインブリッジ・コモディティファンド<1年決算型> 2016/8/1 +850 -228
小計 +3971 -103
フィデリティ・チャイナ・フォーカス・オープン (売却済み) +1943
ピクテ・インデックス・ファンド・シリーズ - ブラジル株 (売却済み) +2682
合計 +8596

(※1)各商品をそれぞれ1万円ずつ購入。期間は各商品の運用開始日~2017年3月16日
(※2)損益は購入時手数料(-312円)を含む
(※3)損益は購入時手数料(-147円)を含む